― 66〜154kV受電設備におけるCT構成・異相地絡検出・22〜33kVとの違いを簡潔に解説 ―
特高(66〜154kV)受電設備で採用される3CT方式とは
特別高圧の受電設備では、次のような構成が一般的です。
• 各相にCTを設置(=3CT方式)
• 過電流継電器(OCR)は各相の電流を監視
• 地絡過電流継電器(OCGR)は 3CT の残留回路を使用
ここでいう残留回路とは、
Ia + Ib + Ic(3相電流の和)を取り出す回路のことです。
この構成は特高の標準的な保護方式として広く用いられている。

特高で 3CT をつける理由
ポイントはこれに尽きます。
異相地絡事故を検出するため
2CT方式では、設置箇所によっては異相地絡事故が検出できないケースがあります。
そのため、特高では3CT方式を採用することで異相地絡事故の検出性を確保しています。
22〜33kV 系統との方式の違い
同じ特高でも、22〜33kVでは構成が異なる場合があります。
• 過電流保護:2CT方式
• 地絡保護:ZCT方式
これは高圧の保護方式とも同じで電圧区分によってCT方式が異なる点が特徴です。
まとめ
• 特高(66kV〜154kV)の受電設備は3CT方式が標準的
• 3CTを採用する理由は「異相地絡事故を確実に検出するため」
• 2CTでは場所によって異相地絡事故が検出できない場合がある
• 22〜33kVは「2CT+ZCT」が使われる場合がある


コメント